坂本龍馬と西郷隆盛が出会ったのは元治元年(1864)8月です。龍馬は師匠の勝海舟にその時の印象を「なるほど西郷というやつは、わからぬやつだ。少しく叩けば少しく響き、大きく叩けば大きく響く。もしばかなら大きなばかで、利口なら大きな利口だろう」と語っています(「氷川清話」)。その後、2人は強く結びつき、龍馬は貿易によって犬猿の仲だった薩摩藩と長州藩を取り持ちました。そして慶応2年(1866)1月に薩長同盟を締結しました。龍馬は、同年12月、姉・乙女宛の手紙に「西郷もその妻も、とても心のよい人なので、ここに妻・お龍のことを頼めば、何の気遣いもいらない」と書いており、西郷のことを心の底から信頼していたことがわかります。そんな2人の史料から、龍馬と西郷の実像に迫ります。
- 日程
- 2024年11月7日(木)~2025年1月19日(日)
10:00~17:30(受付終了17:00)
- 料金
- 900円
- 電話
- 075-531-3773
- 休館日
- 月曜日(1月6日・13日は開館、1月14日は休館)、12月28日~1月3日